[ホムセン] :
[ホムセン] :
[ホムセン] : 人通りまばらな店内、年始のキャンペーンや安売りも終わっており
[ホムセン] : 平常運営、といった様子でホームセンターは今日も運営されているようだ
[ホムセン] :
[ホムセン]
ナディ :
「……ほへぇ」
辺りを見渡しながら。
[ホムセン] ナディ : 「随分と賑わってるわねぇ、休日だから当然といえば当然なのかしらね?」
[ホムセン] バルバトス : 「まぁな」
[ホムセン] バルバトス : 「我らと同じ目的の奴も居るんだろう」
[ホムセン] バルバトス : 「ほら、もうバレンタインのコーナーもある」
[ホムセン]
ナディ :
安売り、この3文字ほど引かれる文字がこの世にあるだろうか。
いや無い。
[ホムセン] 大宮忍 : 「そうですねえ~、混んでると色々と大変です」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「チョコがいっぱいだゾ〜」
[ホムセン]
ナディ :
「あら可愛い」
バレインタインのコーナーの真っ赤な装飾を見ながら。
[ホムセン]
大宮忍 :
傘をさして、ワンピース姿。
そして髪は……
[ホムセン] 大宮忍 : 金髪。
[ホムセン] バルバトス : 「日本人というのは忙しないモノだよなぁ」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「……ぜーんぶ高いナ」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] バルバトス : 「忍?」
[ホムセン] ナディ : 「え、シノ????」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「へーい、へいへい」
[ホムセン] 大宮忍 : 「?」
[ホムセン] バルバトス : 「お前…」
[ホムセン] オルガ : 「うわー」
[ホムセン] ナディ : 「ちょっと???????」
[ホムセン] ナディ : 「え、いつの間に????」
[ホムセン] バルバトス : 「そんなに辛かったんだな…」
[ホムセン] 大宮忍 : 首をかしげている。
[ホムセン] バルバトス : 哀れみが顔に浮かぶ
[ホムセン] オルガ : 「私は貴女の味方ですよ」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「……カツラカ??」
[ホムセン]
大宮忍 :
「さっきですよさっき!」
言いながら、髪をはずす。
[ホムセン] バルバトス : 「…というのは冗談にして」
[ホムセン] バルバトス : 「いやあお前」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「あ、ハゲた」
[ホムセン] 大宮忍 : そう……金髪のカツラだったのです!
[ホムセン] バルバトス : 「そんなに金髪になりたかったのか」
[ホムセン]
ナディ :
あたしは"魔術"でも見ているのだろうか。
と思ってしまった。
[ホムセン] オルガ : ……道具売り場の方に目を逸らして
[ホムセン] バルバトス : 「カツラとか安くないだろうに…」
[ホムセン] ナディ : 「……このイタズラっ娘!」
[ホムセン]
大宮忍 :
「ええはい!」
目を輝かせながら。
[ホムセン] オルガ : 「うわ!!!バラエーナが売ってる!!!」
[ホムセン] バルバトス : 「そんなにかー」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「高かった事を高らかに肯定したナ」
[ホムセン] ナディ : 「バラエーナ?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……あうっ、イタズラというわけでもなく…!金髪に憧れていたので……」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「……?」
[ホムセン] ナディ : チョコのブランド名かしら?
[ホムセン] バルバトス : 「まぁいいが…あのなぁ」
[ホムセン]
大宮忍 :
「外国は素敵ですもの……」
はあ、とため息をこぼしながら。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「そんなに金髪がいいのカ…?」
[ホムセン] ナディ : 「………外国ねぇ」
[ホムセン] バルバトス : 「お前それ先生に見られて絞られても知らんぞ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「…………」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「イマイチわかんないゾ、茶髪とかじゃダメなのカ?」
[ホムセン] ナディ : 「………ま、夢見るのも、悪くないと言えば、悪くないんじゃないかしら?」
[ホムセン] バルバトス : 「あと外国は金髪ばっかじゃないからな」
[ホムセン] 大宮忍 : ちら、とナディを見る。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「ナディみたいなのは嫌なのカぁ?」
[ホムセン]
ナディ :
「まぁね、あたしも赤毛だし」
髪先をいじりながら。
[ホムセン] 大宮忍 : 「う~ん」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : コロコロ笑いながら様子を見る
[ホムセン]
オルガ :
何故か壁にかけてあるM100 バラエーナプラズマ収束ビーム砲から目を逸らすように別の方向に目を向ける
そう、それこそバレンタインのコーナーに……
[ホムセン]
大宮忍 :
「外国っぽくはないですね」
ばっさり。
[ホムセン] バルバトス : 「おまえなー」
[ホムセン] ナディ : 「………」
[ホムセン] バルバトス : 「赤毛だってっぽいだろうが!」
[ホムセン] ナディ : なんか、侮辱された感じがする……!
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「…」
[ホムセン] バルバトス : 「赤毛のアンとか読まなかったのか!」
[ホムセン] ナディ : 何この悔しさ……!?
[ホムセン] 大宮忍 : 彼女にとっての”外国”は、イギリスであったりするのだろう。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「足長おじさんとくっつく奴だったカ?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「知ってますよ!あれファンタジーじゃないんですか?」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン]
ナディ :
「あは、あははは……」
口角がピクピクとひくつきながら、ただ笑う。
[ホムセン] バルバトス : どうしたもんかという顔
[ホムセン] バルバトス : 「まーいい」
[ホムセン] ナディ : 「シノ」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「まーいいや」
[ホムセン] ナディ : 「勉強」
[ホムセン]
大宮忍 :
「あれ……でもナディさんも赤毛……?」
ぶつぶつとつぶやいて。
[ホムセン] ナディ : 「頑張ろう」
[ホムセン] オルガ : 逃げるようにバレンタインコーナーに目を向けたオルガの瞳をメビウス型のチョコレートが襲う!!!
[ホムセン] 大宮忍 : 「………(^^)」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「頑張るんだゾ」
[ホムセン] 大宮忍 : 目を逸らす。
[ホムセン] バルバトス : 「お前の金髪漁りは良い」
[ホムセン] ナディ : 「目を逸らさない」
[ホムセン] オルガ : 「この店は異常ですね」
[ホムセン] 大宮忍 : 「ふぁい」
[ホムセン] バルバトス : 「取り敢えず買い物するぞ」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「そのダサいチョコメガネどうしたんダ?」
[ホムセン] ナディ : 「ん、そうね、とりあえずまぁ……好きな物、買っていっていいわよ」
[ホムセン]
ナディ :
・・・・・
「……常識の範囲でね!」
[ホムセン]
バルバトス :
「我は良い…」
ため息
[ホムセン] ナディ : 強く主張するように。
[ホムセン] バルバトス : 「ホムセンだから本とかもないだろうしな…」
[ホムセン] ナディ : 「あら……そうなの?」
[ホムセン] オルガ : 右を見ればビーム砲、正面を見れば核メビウス型チョコ、視線の行き場を失っている
[ホムセン]
大宮忍 :
「ふ~む……好きなもの………」
ちらりと見えた、西洋風の服たちに目を奪われるが。
[ホムセン]
ナディ :
「んー……ほらバルバトス!あれとか、女の子っぽいんじゃないかしら?」
ハート型のチョコが売られているコーナーを指差し。
[ホムセン] 大宮忍 : 「……常識ですよね、はいはい」
[ホムセン]
一般通過人…? :
テクテク
テクテク
[ホムセン] ナディ : 「ああいうのとかも、興味無いのかしら?」
[ホムセン] バルバトス : 「誰に渡すのだよ」
[ホムセン] ナディ : 「え?好きな人とか?」
[ホムセン] バルバトス : 「好きな人ォ…?」
[ホムセン] ナディ : 「いないの?」
[ホムセン] バルバトス : 「我に居ると思うのか」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「ナディも買うといいんだゾ」
[ホムセン] ナディ : 「え~~~」
[ホムセン] オルガ : 「悲しい人ですね」
[ホムセン] バルバトス : 「あのなぁ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「ナディさんこそ、ないんですかぁ~?」
[ホムセン] ナディ : 「学生なんだから恋しないさいよ恋~」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「そーだな、本にでも贈ったらどうダ?」
[ホムセン]
大宮忍 :
じーっと見て。
さっき怒られた返しじゃないですが。
[ホムセン] 一般通過人…? : テクテク テクテク
[ホムセン]
バルバトス :
「毎度毎度面倒見てる連中に恋などせんわ…」
呆れ顔
[ホムセン] ナディ : 「へ?あ、あたしはほら、こういうの疎いっていうか……」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「ん、疎いのカ」
[ホムセン] ナディ : ……何か変なのが歩いてるわね。
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] 大宮忍 : ……なんかさっきから視界の端をヘンなモノが歩いてる…?
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「なら練習するんだゾ」
[ホムセン] ナディ : まぁいいでしょう……。
[ホムセン] バルバトス : 見ないふり
[ホムセン] ナディ : 「……れ、練習?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「疎い……ほほう……」
[ホムセン] 一般通過人…? : 「あ、バルバトス久しぶり」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 言わないふり
[ホムセン] バルバトス : たとえそれが知人っぽいアレでも
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] ナディ : 「!?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「えっ」
[ホムセン] オルガ : 「喋った!?」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「知り合いだったのカ」
[ホムセン] ナディ : ……バルバトスの、知り合い……?
[ホムセン] 大宮忍 : 「え、なんですあれ……きぐる……み…?」
[ホムセン] バルバトス : 「我の知人に貴様のような鎧甲冑は居らんわあ!」
[ホムセン] ナディ : 「……バルバトス、人付き合いは、あれよ」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : ヨジヨジバルバトスの頭へ登っていこうとする
[ホムセン] ナディ : 「ちゃんと、考えた方がいいわよ」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「よっあたしミカ」
[ホムセン]
バルバトス :
「だああくっつくな!」
ミカをぶん投げる
[ホムセン] 大宮忍 : 「えっ何やってんですかミカさん!?」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「わーっ!?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「ここは往来の人がいる面前ですよ!」
[ホムセン]
ナディ :
「ちょっ、怪我したら危ないっつーの!?」
ミカを何とかキャッチ
[ホムセン] TEKTEK バエカー : 「わかるよ 出先で知り合いと出会ったら気まずいもんな」
[ホムセン] 大宮忍 : ふりふりドレスと傘をさしたまま。
[ホムセン] バルバトス : 「まず貴様が誰なのだよ」
[ホムセン]
ミカ・ジャウカーン :
「危ないんだゾ!」
ぷんすか怒っている
[ホムセン] 大宮忍 : 「ひ、人違い……?」
[ホムセン] オルガ : 「何この怪生物」
[ホムセン]
ナディ :
「よいしょっと……」
ミカをゆっくり降ろし。
[ホムセン] バルバトス : 「人の頭の上に上っておいてその言い分か」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「うん」
[ホムセン] ナディ : 「え、知らない人なの……」
[ホムセン] ナディ : 「じゃあ誰よコイツ」
[ホムセン] バルバトス : 「さぁ…」
[ホムセン] かんたんバエルくん : 「バエルだけど?」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「そっか」
[ホムセン] ナディ : 「ええ……?」
[ホムセン]
大宮忍 :
「……なんでしょうか……?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「えっ」
[ホムセン] バルバトス : 「我の知人は"バアル"だよ!!!」
[ホムセン] ナディ : 日本って、変な国ね。
[ホムセン] 大宮忍 : 「この方?この人…?これ…?が……ばえる……?」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「こいつボコボコにして持って帰れば、あの金髪喜ぶんじゃないカ?」
[ホムセン] バルバトス : 「どこのバルバトスと間違えておるのだ…まったく」
[ホムセン] 大宮忍 : 「ええ…」
[ホムセン] ナディ : 「どこの蛮族の発想よ」
[ホムセン] バルバトス : 「ええ…」
[ホムセン] 大宮忍 : 「これプレゼントとして渡すんですか…?」
[ホムセン] かんたんバエルくん : 「バエルはしばしば古代セム人の神バアル(バール)と結びつけられる。コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』では「バエル」は「バール」と別項目となっているが、両者の同一視についても触れられている[6]。A. E. ウェイトはグリモワールの魔術を批判的に紹介した『儀式魔術の書』(初版『黒魔術と契約の書』)において……(以下Wikipedia垂れ流し)」
[ホムセン] バルバトス : 「人身供養か?」
[ホムセン] ナディ : 「わかった」
[ホムセン] 大宮忍 : 「へ~!」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「でも欲しいって言ってたゾ」
[ホムセン] ナディ : 「日本は、サブカルチャー?が発展してるって聞いたけど……アレ、本当だったのねぇ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「流石にこんなもの渡されても喜ぶ人なんていませんよぉ~」
[ホムセン] ナディ : でしょうね。
[ホムセン] オルガ : 「でも丸っこいの少し可愛くないですか?」
[ホムセン] 大宮忍 : けらけらと手を振りながら笑って。
[ホムセン] バルバトス : 「あのなぁ」
[ホムセン] 大宮忍 : 1d100 かわいさ (1D100) > 13
[ホムセン] ナディ : 「可愛い、可愛い?」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「うん」
[ホムセン] バルバトス : 「プレゼントで生き物渡してもな」
[ホムセン] 大宮忍 : 「いや…?」
[ホムセン] ナディ : 可愛いって、何かしら。
[ホムセン] バルバトス : 「普通相手は困るぞ」
[ホムセン] ナディ : ナディは、哲学的問題にぶち当たったような気がした。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「子犬とか子供が喜んでないカ?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「金髪が渡されたなら喜びますが……」
[ホムセン] ナディ : 「まぁ、そう、よね?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「そうでないなら困りますよ!」
[ホムセン] ナディ : 「金髪渡されたらホラーよ!?」
[ホムセン] バルバトス : 「お前何も言われてないのにペット押し付けられても困るだろ…」
[ホムセン] バルバトス : 「やめろやめろ頭髪送りつけるとか呪いのかけ方だぞ!?」
[ホムセン]
ミカ・ジャウカーン :
「────」
確かに、と言った表情で驚いている
[ホムセン] 大宮忍 : 「ええっ……!?むしろ幸せじゃないですか!?」
[ホムセン] かんたんバエルくん : 「さっきから好き放題言いやがって」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「うへぇ」
[ホムセン] バルバトス : 「人違い!」
[ホムセン] ナディ : 「幸せ……???」
[ホムセン] 大宮忍 : 「はい」
[ホムセン] バルバトス : 「待て」
[ホムセン] 大宮忍 : 断言。
[ホムセン] ナディ : 幸せの定義は人それぞれだけど……まぁいいでしょう。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「……こいつ、金髪フェチなだけなんじゃないカ?」
[ホムセン] バルバトス : 「お前はそもそも」
[ホムセン] バルバトス : 「金髪の人が好きなのか金髪が好きなのかどっちなんだそもそも」
[ホムセン] ナディ : まぁ、あたしも……あたしなりに、"幸せ"を追い求めてるわけだけど……。
[ホムセン] 大宮忍 : 「好きなものを好きになっていいんじゃないですか!」
[ホムセン] ナディ : ……それが"理解される幸せ"かどうかなんて、あたしでも分からないしね。
[ホムセン] 大宮忍 : 「………ふふ」
[ホムセン] ナディ : 「………まぁ、ね」
[ホムセン] 大宮忍 : 「金髪っていいですよね」
[ホムセン] ナディ : 「それは知らない」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] バルバトス : 「まーいい」
[ホムセン] かんたんバエルくん : 「お前達はさっきから私を何か簡単に捕まえられる小動物だと思っているようだが」
[ホムセン]
大宮忍 :
濁した答えというかなんというか。
まあ金髪が好きなのだろう。
[ホムセン] ナディ : 「いや捕まえる気無いけど…」
[ホムセン] オルガ : 「いやあ小動物だと思います」
[ホムセン] 大宮忍 : 「えっ……動物なんですか……?」
[ホムセン] かんたんバエルくん : 「脱ぐとすごいんだぞ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……」
[ホムセン]
バルバトス :
「悪魔とかよく捕まってるじゃないか」
メガ〇ンを思い出しつつ
[ホムセン] バルバトス : 「あのな」
[ホムセン] ナディ : 「見てよこの対話不能っぷり」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「そうだナ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「不審者では…????」
[ホムセン] バルバトス : 「公衆の面前で脱いだらな」
[ホムセン] ナディ : 「日本って治安の良い国って聞いたんだけど……?」
[ホムセン]
バルバトス :
「呼ぶぞ」
携帯を取り出す
[ホムセン] ナディ : 「こんなHENTAIがいる国だったのかしら?」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「いーち、まーる、いーち!」
[ホムセン] かんたんバエルくん : 「待てい!!!」
[ホムセン] 大宮忍 : 「わかりません……こんなのに会ったのは初めてなので……」
[ホムセン] バルバトス : 「女の前で脱ぐとか言い出す奴が何温情を求めてるんだ」
[ホムセン] ナディ : 「ていうか、まぁ」
[ホムセン] ナディ : 「あたしこれでも教師なんで」
[ホムセン] 大宮忍 : 「そうですね」
[ホムセン] ナディ : 「生徒に何かしたら」
[ホムセン] ナディ : 「──────────殺すよ?」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン]
かんたんバエルくん :
「ったく……早とちりがすぎる」
「脱ぐというのはあくまでこの拘束具の事だ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……ふ、わ…!?」
[ホムセン]
バルバトス :
「先生、脅迫罪ってのがあってだな…」
ため息
[ホムセン] ナディ : 「なーんて、あはは」
[ホムセン] オルガ : 「……」
[ホムセン] バルバトス : 「っというか!」
[ホムセン] 大宮忍 : 普段はおっとりとした先生が放つその覇気に、思わず驚いて。
[ホムセン] ナディ : 一瞬だけ、ナディの周囲に、"人殺し"としての風が流れた。
[ホムセン] バルバトス : 「いい加減店の中で騒ぐのをやめんか!」
[ホムセン] ナディ : 「それはそう」
[ホムセン]
バルバトス :
「そろそろ店員すっ飛んでくるぞ…」
あーもう、と言いださん様子
[ホムセン] 大宮忍 : 「こっ、この人が目と目を合わせてきたんじゃないんですか!」
[ホムセン]
ナディ :
「ほーら、あたしらは不問にするから、帰った帰った」
しっしと手を払う。
[ホムセン] 大宮忍 : バエルの方を指さし。
[ホムセン] バルバトス : 「とんだ買い物だな…」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「人を……これ人なのカ?」
[ホムセン] ナディ : 「ルッキズムに何か言われそうだからあたしはノーコメントで」
[ホムセン] かんたんバエルくん : 「げー!!!人のこと指して好き放題言った末によく言えるな!!!」
[ホムセン]
大宮忍 :
というか、そもそも何でここに来たんでしたっけ……
金髪を愛でるため……いや、金髪に合うような素敵なドレスを……?
[ホムセン] オルガ : 「人なの!?」
[ホムセン] オルガ : 「チョコじゃないんですか……?」
[ホムセン] 大宮忍 : シノ、熟考。
[ホムセン] バルバトス : 「埒が明かんなぁもう!」
[ホムセン] バルバトス : 「ほら!」
[ホムセン] バルバトス : 「さっさとチョコ買って帰るぞ!」
[ホムセン] バルバトス : ぷんすこしながらチョコを取ってくる
[ホムセン] ナディ : 「はいはい、あと適当に紅茶でもブラックコーヒーでもミルクでも買いなさーい」
[ホムセン] 大宮忍 : 「はぁい~」
[ホムセン] かんたんバエルくん : 「チョコか」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「じゃ、チョコ買うんだゾ」
[ホムセン] 大宮忍 : そうだった、チョコだった……
[ホムセン] 大宮忍 : 金箔チョコを籠に入れる。
[ホムセン] ナディ : 「ちょっとシノ、それ高い……」
[ホムセン] 大宮忍 : 「えっ……綺麗じゃないですかね…?」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン]
かんたんバエルくん :
「騒ぎを起こしたお詫びと言ってはなんだが……」
小さいチョコレートを何個か差し出す
[ホムセン] ナディ : 「おねだん……」
[ホムセン] バルバトス : 「ああご丁寧にどうも…」
[ホムセン] オルガ : 「金髪…金箔……」
[ホムセン] バルバトス : 「先生」
[ホムセン] ナディ : 「あ……ども」
[ホムセン] 大宮忍 : 「…………この際は、まあ……いいじゃないですか」
[ホムセン] バルバトス : ぽいっと財布を投げ渡す
[ホムセン]
ナディ :
「え」
キャッチ。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「なんだ、お金払ってあげるのカ?」
[ホムセン]
大宮忍 :
「あ、ありがとうございます…」
とチョコを貰っておく。
[ホムセン] バルバトス : 「我もまー騒いだし」
[ホムセン] バルバトス : 「特に買いたいものもないからいい」
[ホムセン]
ミカ・ジャウカーン :
「でもな、バルバトス」
「生徒と一緒に騒いだ挙句、奢られる先生ってかなり悲しいと思うゾ」
[ホムセン] ナディ : 「………生徒に奢られちゃ、教師の顔が廃るけど……まぁ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「私も自腹で出しますから安心してください…!」
[ホムセン] ナディ : 「好意を無下にするのも、人としてね」
[ホムセン] オルガ : 「私も」
[ホムセン] ナディ : 「ありがと、バルバトス」
[ホムセン] 大宮忍 : 「その上で、甘えますから!」
[ホムセン] ナディ : ニコ、と笑い。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「そっか」
[ホムセン] 大宮忍 : にこにことナディに笑っておく。
[ホムセン] ナディ : 「結構優しいとこ、あんじゃん」
[ホムセン] バルバトス : 「は~…」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「じゃ、あたしはこのままお会計だゾ」
[ホムセン] かんたんバエルくん : 「では、さらばだ諸君」
[ホムセン] バルバトス : 「まぁ、無理言ってついてきたからな」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「じゃあナ、変なの」
[ホムセン] バルバトス : ぽりぽり掻きつつ
[ホムセン] ナディ : 「ふふふ」
[ホムセン] ナディ : 可愛いわね、こういう素直じゃないところも。
[ホムセン] 大宮忍 : 「さようなら……?」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「あ、そうだ。残ってるみんなの分も買っておくんだゾ」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 籠の中に雑にチョコレートを投入する
[ホムセン] バルバトス : 「皆はみんなで何か作ってるんじゃないのか」
[ホムセン] ナディ : 「え、あたしの分のチョコはいいわよ……あげる相手いないし……」
[ホムセン] 大宮忍 : 「いえいえ!!」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「あたし達だけ買ってもらった、じゃ角が立つゾ」
[ホムセン] かんたんバエルくん : 地面から黄金の中に赤い瞳が光るものを生やし、それに乗ってそのまま地面へと戻っていく
[ホムセン] ナディ : 「ん?チョコって手作りなの?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「そういう時でも買っておくと、いつか役に立つかもしれませんよ!」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「ん???」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「そうだったのカ…」
[ホムセン] オルガ : 「うわ!床壊して行きましたよアイツ!!」
[ホムセン] バルバトス : 「ええ…」
[ホムセン] ナディ : 「こわ」
[ホムセン] バルバトス : 「そりゃまぁ…」
[ホムセン] 大宮忍 : 「ええ……!?」
[ホムセン] バルバトス : 「バレンタインのスタンダードは手作りだろ」
[ホムセン] ナディ : 「へぇ……そうなのねぇ」
[ホムセン] バルバトス : 「よく見ろ、材料用として板チョコ安売りしてる」
[ホムセン] ナディ : 「随分と気合入れるのねぇ、バレインタインデーって」
[ホムセン] 大宮忍 : 「そうですよ!!私だって作りましたもん!」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……ふむ」
[ホムセン] ナディ : 「へ~!本当ね、格安じゃない!」
[ホムセン] オルガ : 「溶かすやつですね」
[ホムセン] バルバトス : 「まぁ我は作らんが」
[ホムセン] 大宮忍 : 首に手を当て、少しこくりと曲げる。
[ホムセン]
ナディ :
「あたしも~」
へらへらと笑いながら。
[ホムセン] 大宮忍 : 「……ナディさんって、結構バレンタインデーに疎い……ふむう……」
[ホムセン] 大宮忍 : 「出身ってどこでしたっけ、そういえば」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「日本のバレンタインは複雑だゾ〜」
[ホムセン]
店員ロボ :
「ゆ、許さねえ 店をこんな風にしやがって」
「殺してやる……」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] ナディ : 「え、出身……?」
[ホムセン] ナディ : ………どこが無難かしらね……。
[ホムセン] オルガ : 「確かに、気になりますね」
[ホムセン]
バルバトス :
「そんな談笑してる暇あるか~…?」
また出てきた変なのに顔を顰める
[ホムセン] ナディ : 「………イギリス、とか?」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 変なポーズを取っている
[ホムセン] 大宮忍 : 「そーですよ、外国とは聞いてましたけど…」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……え」
[ホムセン] バルバトス : 「ほお」
[ホムセン] 大宮忍 : 「ええええええええ!?!?!?!?」
[ホムセン] バルバトス : 「イギリスか、意外だな」
[ホムセン] ナディ : え、何この眼差し。
[ホムセン] バルバトス : イギリスといえば…
[ホムセン] 大宮忍 : 「イギリス!イギリスですか!あの!」
[ホムセン] バルバトス : ────時計塔か?
[ホムセン] オルガ : 「イギリス……」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「三日月ちゃん、変なのがいるよ」
[ホムセン] バルバトス : いや、流石に…ん?
[ホムセン] ナディ : 「そ、そうよ、自由の国(?)イギリスよ」
[ホムセン] バルバトス : 「クロミカ」
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「そうだね、三日月」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「ふーん」
[ホムセン] バルバトス : 「それはアメリカだ」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「アオミカ」
[ホムセン] ナディ : 「………」
[ホムセン] 大宮忍 : 「憧れの…煌びやかな天下のロンドン……!!」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「ちょっと危なそうだよね」
[ホムセン] 店員ロボ : 「殺してやるぞ鉄華団……!!!」
[ホムセン] 大宮忍 : キラキラとした目を、ナディに向けて。
[ホムセン] ナディ : 「そ、そうそう!ロンドンよロンドン……って、あ、あら?」
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「きょりをとるのがせいかいか」
[ホムセン] 大宮忍 : ほわああああ~~……感動です!!
[ホムセン] ナディ : 話題を逸らすように。
[ホムセン] オルガ : 「ロンドン……」
[ホムセン] バルバトス : 「何だ、ロンドン?」
[ホムセン] ナディ : 「ミカコンビじゃない」
[ホムセン] バルバトス : 「いや…」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「ミカだゾ!」
[ホムセン] ナディ : 三日月二人に手を二人ながら。
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「一斉掃射しちゃおっか」
[ホムセン]
バルバトス :
「今だとトリオになるが…」
赤いバカを見つつ
[ホムセン] ナディ : ええい、このまま話題を逸らしてしまえ。
[ホムセン] オルガ : 「ロンドンと言えば姉さ……っ」
[ホムセン] バルバトス : 「掃射?」
[ホムセン] バルバトス : 「待て」
[ホムセン] 大宮忍 : しかしその程度で逸れる根性ではない。
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「みんかんじんにひがいがでるぞ……わっ」
[ホムセン] バルバトス : 「何でお前ら普通に買い物出来ないんだ??」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「あっ皆さん」
[ホムセン] ナディ : 「やめて、本当に、やめて」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : ようやく気付く。
[ホムセン] 大宮忍 : 「ねえねえ、ナディさんの住んでいたところってもっと詳しく!!はい!!」
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「ばれちゃった」
[ホムセン] ナディ : 「あたしの監督不行きになっちゃう」
[ホムセン] バルバトス : 「ああ、それは…」
[ホムセン] ナディ : んが……!?
[ホムセン] バルバトス : 「"気になるな"」
[ホムセン] ナディ : シノの圧が……!
[ホムセン] 大宮忍 : その時の熱意は金髪並の勢いで。
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「でも明らかに怪しくないです?」
[ホムセン] バルバトス : 「なにせほら」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「ん、そうなのカ」
[ホムセン] バルバトス : 「有名だろ?"時計塔"とか、な?」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「あんな店員敵みたいな見た目してますし」
[ホムセン] オルガ : 「???」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「……あー」
[ホムセン] ナディ : 「……そう、ね……」
[ホムセン] オルガ : 「ああ、時計塔と言えば姉さんから少し」←失言
[ホムセン]
ミカ・ジャウカーン :
「アトラスとかその辺の話カ?」
「この辺でしてるとおかしなスーツが殴りにくるゾ」
[ホムセン] ナディ : ……あたしは、そもそも裏の世界でしか生きてこなかった。
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「みためできめるの、よくない」
[ホムセン] ナディ : 観光名所?そんな場所行ってる余裕なんて無かった。
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「それもそうかな、三日月」
[ホムセン] バルバトス : 「…ふむ」
[ホムセン]
大宮忍 :
「えーっとビックベンでしたっけ?」
首をかしげながら。
[ホムセン] バルバトス : 「…まぁいい」
[ホムセン]
ナディ :
今回だってそう、仕事で日本に来た。
そして、教師と言う戸籍を貰った、だからそれに準じているだけ。
[ホムセン] 大宮忍 : ……?
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「ん……それで、そっちのひとたちはなにしてるの?」
[ホムセン] ナディ : 「……あ、あはは、シノにバルバトスは、本当に物知りねぇ~」
[ホムセン] 大宮忍 : の割には…なんだか、素っ気ない風で……
[ホムセン] バルバトス : 「立話で故郷の話は何だろ」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「えーっと、買い出しなんですか?」
[ホムセン] バルバトス : 「まずは帰っていいんじゃないか」
[ホムセン] バルバトス : 「ああ、そうだな」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「そーだゾ」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「私たちも何です、ちょっとチョコの材料が足りなくなっちゃって」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「ナディが払ってくれるから、好きに買っていいんだゾ」
[ホムセン] ナディ : 「あ、そ、そうね!ジュースよジュース、好きな物買っていきなさい」
[ホムセン] 大宮忍 : 「ふふん、これでもイギリスの知識には自信がありますから!」
[ホムセン] バルバトス : 「先生もまぁ、話題については帰りながら練ればいいだろ」
[ホムセン] 大宮忍 : と自慢げになりながらも。
[ホムセン] ナディ : 「……ミ~カ~?もうちょっと感謝の念をねぇ?」
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「うん。もうすぐかんせいするらしいぞ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「練る……?」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「いや…人数が増えてますのでここは自腹で」
[ホムセン] バルバトス : 「だってまぁ」
[ホムセン] バルバトス : 「お前めっちゃ聞くだろ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「はい!」
[ホムセン] バルバトス : 「だけど生まれた場所なんて案外話しずらいぞ?」
[ホムセン]
ナディ :
「………」
"練る"。 一瞬、あたしの過去を看破されたかと終われ、緊張が走るも……。
[ホムセン] バルバトス : 「お前の故郷の名物とかすぐ話せるか?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「ははぁ……そういうもんですかね…」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……金髪?」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「佐世保バーガー美味しいですよ」
[ホムセン] ナディ : 「……そーそ、そういうもんよ!」
[ホムセン] オルガ : 「故郷……」
[ホムセン] バルバトス : 「まぁこういうヤツもいるので」
[ホムセン] オルガ : 故郷は何処なのだろう……
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「おいしいといえば、たいやきだ」
[ホムセン]
バルバトス :
「帰ってからの方がいいだろ?センセ?」
肩を叩く
[ホムセン] オルガ : 「……火星?」
[ホムセン] ナディ : 「……あ、あはは」
[ホムセン] ナディ : ……話すの、確定なのね……。
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] 大宮忍 : 「ふむう……帰ったら絶対、ですよ!」
[ホムセン] ナディ : スマホでイギリスについて調べておこ……。
[ホムセン] 大宮忍 : 頬を少し膨らませておく。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「じゃ、先生のお話をつまみにチョコ作りなんだゾ〜」
[ホムセン]
バルバトス :
「…適当に濁すなら話は合わせるが…」
こそこそと
[ホムセン] 三日月(艦これ) : きょとんとした目で眺める。
[ホムセン] ナディ : 「わーってるってば、どうどう、落ち着いてシノ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「はぁ~い…」
[ホムセン] ナディ : 「………」
[ホムセン] バルバトス : まぁ、もしかしたら話しずらいかもだろう
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「シノは、イギリスがすきなの?」
[ホムセン] ナディ : ギロリと目が動き、バルバトスの方へ一瞥するも。
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「おいしいの?」
[ホムセン] バルバトス : なにせ、時計塔とかに心当たりがあるなら…
[ホムセン] 大宮忍 : 「そりゃ勿論!憧れですとも!」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「イギリス…ですか」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……美味しくは、ないんじゃないですかね…」
[ホムセン]
バルバトス :
「…なんだ?」
"守秘義務"も多かろう
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「はぁ……」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……!」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「面倒だから、お話は後でするんだゾ」
[ホムセン]
ナディ :
・・・・・
「……ん、平気よ、別に後ろめたいことなんて、あたしにはないもの」
バルバトスへ、小声で。
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「おいしくないのか……」
[ホムセン] 大宮忍 : ……一瞬、今……ナディの眼付きが変わったことを覚えて。
[ホムセン]
バルバトス :
「…そーかい」
肩を竦めて
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「あ、チョコはこっちの方が安いですよ皆さん」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「変にくっついて、めんどくさいんだゾ〜?」鉤爪を鳴らしながら、二人を急かす
[ホムセン] ナディ : そうして、ニコ、とバルバトスへ笑い。
[ホムセン] 大宮忍 : ……………。
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「おお、さすが三日月。おめがたかい」
[ホムセン] ナディ : 「ほーら、青春の時間は有限よ~?あたしなんかと話すよりも、もっと生徒同士で和気藹々としなさいな」
[ホムセン] オルガ :
[ホムセン]
ミカ・ジャウカーン :
「コソコソ話はカッコ悪いんだゾ?」
「キャハハ」
[ホムセン] バルバトス : 「まったく」
[ホムセン] ナディ : バルバトスの背中をぽん、と押し。
[ホムセン]
大宮忍 :
「………こそこそ話は良くないですよ~!」
どーん、と二人に突っ込む。
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「あと必要なものはありますか?」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「ありゃ」
[ホムセン] バルバトス : 「はいはい、だがどうせ帰るだろもう」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「ん、ないゾ!」
[ホムセン]
ナディ :
「え」
[ホムセン] ナディ : 「いや、別に、コソコソ話っていうか、大した話はしてないわよ?」
[ホムセン] ナディ : ひらひらと手で払いながら。
[ホムセン] バルバトス : 詰めが甘いよなぁ、先生も
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「ではナディ先生、お会計についてきてもらうと助かるのですが…」
[ホムセン] 大宮忍 : 「じゃあ教えてくださいよ~」
[ホムセン] バルバトス : 赤毛などイギリスではあまり演技も良くないというのに…
[ホムセン] バルバトス : 「ただの会計の話だよ」
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「なにかかくしてるの?おいしいもの?」
[ホムセン]
大宮忍 :
さりげなくコーヒーを入れておく。
無糖。
[ホムセン] バルバトス : 「財布の内約をお前らに教えるつもりは無いぞ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「…………」
[ホムセン] バルバトス : 手をひらひら振る
[ホムセン] ナディ : 「そーそ、ハルバトスに財布借りちゃったもの」
[ホムセン] 大宮忍 : そんな財布の話で、あんな目になりますかね……?
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「はぁ」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「…奢ってもらってもよろしいのでしょうか?」
[ホムセン]
ミカ・ジャウカーン :
「なーなーなー」
「面倒な話はここでしなくていいだロ〜?」
[ホムセン] バルバトス : 「いいよ」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「…その、見栄貼ってるとかなら私も…」
[ホムセン] 大宮忍 : ジト目で見つつ、けれどそれ以上は何も言わなかった。
[ホムセン] バルバトス : 「我は割と裕福なんでな」
[ホムセン]
ミカ・ジャウカーン :
「さっさとお話終わらせるんだゾ〜」
話に飽きたのか、さっさと籠を運んでレジに歩いて行く
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「……三日月、あんまりおこづかいないけど……」
[ホムセン] ナディ : ………そもそも、"住む世界"が違うもの。
[ホムセン] ナディ : あたしの汚い内情なんて、全部この子らに話す気なんて……無いわよ。
[ホムセン] オルガ : 「……」
[ホムセン] バルバトス : 「稀覯本とか結構買ってるんだ」
[ホムセン]
ナディ :
………身を隠すつもりで、こうして教師やってるけど……。
最初は、適当にやろうって思ってたけれども……。
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「きこうぼん?」
[ホムセン] バルバトス : 「まぁお前らの買い物なんて一冊分にもならないって事だ、さっさと買っとけ」
[ホムセン]
ナディ :
……なんていうか、アレね。
情に、流されまくっちゃってるわね、あたしも。
[ホムセン]
大宮忍 :
「……考え事ですか~」
くいくい、とナディの袖を引っ張って。
[ホムセン] ナディ : 一体何ヶ月日本に滞在するつもりなのよ……あたしは……。
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「…了解しました」
[ホムセン] オルガ : ……よく考えたら、先生だけじゃなくて、他のみんなのことも私、ろくに知らないかもしれないな……
[ホムセン] バルバトス : 「まぁ良いじゃないか」
[ホムセン] ナディ : ……この子らと過ごす"日常"が、あまりも楽しいから、あたしは……。
[ホムセン] ナディ : ………すっかり、銃の腕が、鈍っちゃったわ。
[ホムセン] バルバトス : 「大人とは得てして考え事が多いもんだよ」
[ホムセン] ナディ : ……………。
[ホムセン] オルガ : 「……あの」
[ホムセン] バルバトス : 「…ん?」
[ホムセン] ナディ :
[ホムセン] ナディ : ……一週間後にでも、日本を離れようかしらね。
[ホムセン] ナディ :
[ホムセン] ナディ : 「……ん?」
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「どうしたの?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……達観してますけど、バルバトスさんも大人なんです……?」
[ホムセン]
オルガ :
「……なんだったら、帰ったらみんなでそれぞれの故郷の話でもしませんか?」
「みんながそういう話題を出してたのを見て、私も少し、ホームシックというかなんというか」
[ホムセン]
大宮忍 :
「……いえ、そーですね」
[ホムセン] バルバトス : 「我はただの同級生だが」
[ホムセン]
大宮忍 :
「ちょっとした話でも、後でっておもって」
ナディにそう返して。
[ホムセン] ナディ : 「あら、いいじゃない、あんたらの故郷の話、聞かせなさいよ~!」
[ホムセン] バルバトス : …まぁ勝手に"魔術"で食い込んでたら違和感もあるか
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「歳の話しらへんを気にすると犬に嚙まれますよ」
[ホムセン] バルバトス : 「故郷、ねぇ」
[ホムセン] ナディ : 「……何よシノ、その顔は?」
[ホムセン] バルバトス : 「まぁいいさ」
[ホムセン]
三日月(アズールレーン) :
「…?」
慣れない雰囲気にきょろきょろとあたりを見回して
[ホムセン] バルバトス : 「そういう話がしたいなら猶更さっさと帰らないか?」
[ホムセン] ナディ : 「ん、そうね、帰りましょ」
[ホムセン] バルバトス : 「いい加減団体で屯するのは迷惑だぞ」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「お会計は…これでたぶん、大丈夫なはずです」
[ホムセン] 大宮忍 : 「べっつに、隠し事は嫌いなだけですよ」
[ホムセン] ナディ : 「ほら、みんなもう買いたい物買った?平気ね?」
[ホムセン]
ナディ :
「………」
隠し事は嫌い、か……。
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「すみません、途中ながら付き合ってもらっちゃって」
[ホムセン] ナディ : ………ちょっと、心が痛むわね。
[ホムセン] バルバトス : 「隠し事、ねー」
[ホムセン] ナディ : 「ん、いいのよ、大舟に乗ったつもりでいなさい!あはは~!」
[ホムセン] バルバトス : 「忍、ちょっとお節介だが」
[ホムセン]
三日月(アズールレーン) :
「うん。三日月からも、すみません」
ぺこりとお辞儀を
[ホムセン] 大宮忍 : 「私は嫌いなのでこうやって趣味をオープンにしているわけです!」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……はい?」
[ホムセン]
バルバトス :
「大っぴらすぎるのも考え物だぞ…?意外とな?」
忍の被る金髪を見て苦笑い
[ホムセン] 大宮忍 : 「私は気にしてないのでオールおっけいです!」
[ホムセン] 大宮忍 : 金髪に負けぬくらいの笑顔を送りつつ。
[ホムセン] ナディ : 「……ぷっ」
[ホムセン] ナディ : 「あはは!」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] ナディ : 「ほんとシノったら……楽しいわねぇ」
[ホムセン] バルバトス : 「お前が本気で金髪好きならいいが、お前に好きになられた奴は大変だろうなぁ」
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「……三日月、そろそろいこ。山城がまってる」
[ホムセン] バルバトス : 「『忍は本当は金髪が好きなだけでしょ!』って言われかねんぞ~?」
[ホムセン] ナディ : 「そうねぇ、金髪のお兄さんへのアタック、成功するといいわね」
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 服をくい、と引っ張って
[ホムセン] オルガ : 「……かくしごと」
[ホムセン]
大宮忍 :
「えっえええ……!?」
そう言われ、少し照れたように顔を逸らしつつ。
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「皆さんもそろそろ戻ってもらえるとチョコづくりが楽になります…」
[ホムセン] ナディ : シノへ、ウインク。
[ホムセン] 大宮忍 : 「……う、ぅううむ……」
[ホムセン] バルバトス : 「ああ、そうだな」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「ん、そうだね、三日月」
[ホムセン] バルバトス : 「そろそろ帰ろう、長引き過ぎた」
[ホムセン] オルガ : 「……そうですね」
[ホムセン] バルバトス : 「先生も、いい加減帰るぞ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「そうですね、そうしましょう」
[ホムセン] バルバトス : 「財布ずっと預かる気か~」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「山城さんも待たせてますしね」
[ホムセン]
ナディ :
「おっと、そうだったわね!ありがとバルバトス」
財布を手渡し。
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : こくん。
[ホムセン] 大宮忍 : 金髪のお兄さん……あの人はよく分からないのでスルーです。
[ホムセン] バルバトス : 「はいはい、んじゃあ帰るぞ」
[ホムセン] 大宮忍 : バエルってなんですバエルって。
[ホムセン] 店員ロボ : (とっつかまえたバエルをリンチしている)
[ホムセン] かんたんバエルくん : 「ほああああああ」
[ホムセン] ナディ : 「ほーら、あまり道に広がらないようにしなさいねー、あとそれと、あーなっちゃダメよー」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「…やっぱりあの店員怪しいです!」
[ホムセン] オルガ : 「巻き込まれたくないので帰りましょう」
[ホムセン] 大宮忍 : 見なかったことにして離れる
[ホムセン] ナディ : そう言いながら、ホムセンを出ていく。
[ホムセン] バルバトス : 特に気にすることなく
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「さわらぬかみにたたりなし」
[ホムセン] バルバトス : 普通に帰っていく
[ホムセン] 大宮忍 : 「……あっ…あれは何とも……」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「…今宵は見逃しましょう、ですが次は…」
[ホムセン] 大宮忍 : ………ふ~む。
[ホムセン]
三日月(アズールレーン) :
「三日月」
きゅ、と手を握る
[ホムセン] 大宮忍 : そのままの足で、外を………出る前に。
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「あ、そうだね帰らなきゃ…?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「せんせーせんせー」
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「……」
[ホムセン] ナディ : 「……ん?」
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : 「…うん。おそいと、山城がしんぱいする」
[ホムセン] 大宮忍 : 「ふっふっふ」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「先生と忍さんも早く戻ってくださいね」
[ホムセン] オルガ : 「……ははは」
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : ぷい、とややそっぽを向く
[ホムセン] ナディ : 「あーわかってるわかってる!大丈夫よ!」
[ホムセン] バルバトス : 「ん?」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「……?」
[ホムセン] バルバトス : 何か忘れてる気がする
[ホムセン]
大宮忍 :
「お話、といったじゃないですか~!」
ぐいぐい引っ張って、モールの中に。
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] ナディ : 「……んなっ!?」
[ホムセン]
かんたんバエルくん :
「私!!!私を忘れているよ!!!」
ジタバタ
[ホムセン] バルバトス : 「お前じゃない」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「ミカさん…?」
[ホムセン] かんたんバエルくん : 「くそがああああああ」
[ホムセン]
バルバトス :
「一人迷子になったな」
ため息
[ホムセン] バルバトス : そうだ、そういえば
[ホムセン] バルバトス : 明らかに一人足りない
[ホムセン]
三日月(アズールレーン) :
「…はやくいこ」
三日月の手をぎゅっとひっぱって
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 「あ…あわわ…」
[ホムセン] バルバトス : 「…先生はホムセンで、赤いのは迷子…」
[ホムセン] 三日月(艦これ) : 引っ張られて。連れてかれる。
[ホムセン]
バルバトス :
「めんどくさいことになった…」
ため息
[ホムセン] 三日月(アズールレーン) : そのまま手を引いて店を出る。
[ホムセン] オルガ : 「……」
[ホムセン]
バルバトス :
「おい先生、迷子がいるぞ…」
仕方ないのでそのまま来た道を戻る
[ホムセン] 大宮忍 :
[ホムセン] 大宮忍 :
[ホムセン] 大宮忍 :
[ホムセン] 大宮忍 : ぐいぐいと引っ張っていく。
[ホムセン]
大宮忍 :
ぐいぐい。
話しやすそうな喫茶店……を抜け。
[ホムセン]
大宮忍 :
人通りの少ない廊下。
混んでるとは言え、出口の都合上なのか通る人々はまばら。
[ホムセン] 大宮忍 : そこの椅子に、ぽふり。
[ホムセン] 大宮忍 : 「………さて!」
[ホムセン] ナディ : 「おっとっと……!?」
[ホムセン] ナディ : そのままシノに引っ張られ。
[ホムセン] ナディ : 「……はぁ」
[ホムセン] ナディ : 「ちょっと、どうしたのいきなり……?」
[ホムセン] ナディ : 「トイレでも行きたくなっちゃったのかしら?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「…違いますっ!そんな事なら言ってますよ?!」
[ホムセン] 大宮忍 : 少し顔を赤らめつつ、こほんと。
[ホムセン] ナディ : 「あらごめんなさい、ちょっとデリカシーが無かったかしらね?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……先生がイギリスに住んでる」
[ホムセン] ナディ : 「………」
[ホムセン] ナディ : ……あぁそういう……。
[ホムセン] 大宮忍 : 「…ナディさん」
[ホムセン] 大宮忍 : 「例え他の人は騙せても、私にはわかりますよ」
[ホムセン] ナディ : 「………え」
[ホムセン] ナディ : ドクン、心臓が鳴った。
[ホムセン]
大宮忍 :
「……あなたは……嘘をついている!」
びしり、と指をさす。
[ホムセン] ナディ : 「うっ……!?」
[ホムセン] ナディ : 指された指の先を見て。
[ホムセン] ナディ : 「……へ、へぇ……?」
[ホムセン] ナディ : 「……それは、どうしてそう思ったのかしら?」
[ホムセン] 大宮忍 : そう、自信満々に答える。
[ホムセン] 大宮忍 : 「ふっ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「カンです」
[ホムセン] ナディ : ズコ。
[ホムセン] ナディ : 「……か、勘~~~~……!?」
[ホムセン] ナディ : 「……はぁ……それなら……アレよ、その勘はハズレよ、ハーズーレ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……そうですか?」
[ホムセン] ナディ : 「別にあたしはなーんにも嘘を吐いていない」
[ホムセン] 大宮忍 : 「それなら、なんでさっき……あんな目、してたんですか」
[ホムセン] ナディ : 「ご覧の通り、あたしは純粋で、潔白な新任教師!」
[ホムセン] ナディ : 「………あんな目……?」
[ホムセン] ナディ : ……まずい、かもしれないわね……。
[ホムセン] バルバトス : ぺたぺた、足音
[ホムセン] 大宮忍 : 少し、顔が真面目な趣へと変わる。
[ホムセン]
ナディ :
「…………」
二人の間で、沈黙が流れ。
[ホムセン] ナディ : そこへ、人の気配。
[ホムセン]
バルバトス :
「…隠し事は嫌った割に秘め事かぁ?」
無駄に汗かいた顔で
[ホムセン] ナディ : パッ、とそちらの方へ向き。
[ホムセン] ナディ : 「………バ、バルバトス……」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……バルバトスさん!?」
[ホムセン] ナディ : ………勘の良い生徒が、もう1人っと……。
[ホムセン] 大宮忍 : その声に、振り向いて。
[ホムセン] バルバトス : 「なんか一人居なくなってたから言っとこうと思ったら二人消えてたからな」
[ホムセン] 大宮忍 : 「隠してませんよ~!」
[ホムセン] ナディ : 「いやぁ、大した話じゃないのよ、シノに変なこと言われただけよ?」
[ホムセン] バルバトス : 「んで、なんだ…自称潔白な教師さんか」
[ホムセン] ナディ : 「……ええ、そうよ?自慢じゃないけど、あたし、いい教師してるでしょー?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「ただ、多いと話しずらそうな話題かと思ってただけですから」
[ホムセン] ナディ : にひひ、と笑ってみせて。
[ホムセン] バルバトス : 「故郷の話が待ちきれないのがいいが別に噓まで疑わなくてもいいと思うが…まぁ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「…いいえ!」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] ナディ : 「………まぁ、そう、ね……」
[ホムセン]
大宮忍 :
びしり、とバルバトスさんにも指を突き付ける。
本人は刺さず、ちょっとズレて。
[ホムセン] ナディ : 天井を見上げ。
[ホムセン] バルバトス : 「そもそも」
[ホムセン] ナディ : 「………そんなに聞きたい?あたしの"故郷"の話」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] バルバトス : 「話せるなら聞くがね、ロンドンでも他所でも」
[ホムセン] 大宮忍 : 「…聞かせてください、是非とも!」
[ホムセン]
ナディ :
「んーー……」
頬を掻きながら。
[ホムセン] 大宮忍 : 刺した指を戻して、ぽふりとまた座り直す。
[ホムセン] ナディ : ………まぁ、実際あたしは、過去の話はさほど鮮明に覚えてるわけじゃないけど。
[ホムセン] ナディ : ………もう、あたし、1週間でここを去る予定だし、ね。
[ホムセン] 大宮忍 : ……赤毛が別に、イギリスにいないというわけでもない。
[ホムセン] ナディ : それに、シノにバルバトスとは……もう長い付き合い。
[ホムセン] ナディ : ……嘘を吐き続けるのも、ね……。
[ホムセン]
バルバトス :
「赤毛のロンドン人、ねぇ」
あんまりいい話が出来るとは思わないのだ
[ホムセン] 大宮忍 : それくらいは知っている。
[ホムセン] ナディ : 「………まぁ外国生まれって言ったって、アレよ」
[ホムセン] バルバトス : だってまぁ、ヨーロッパといえば
[ホムセン] 大宮忍 : ただ、ナディさんは……少し、それが違う気がした。
[ホムセン] バルバトス : そこらへん、センシティブだし
[ホムセン] ナディ : 「田舎で生まれたのよ、あたし」
[ホムセン] バルバトス : 「ああ」
[ホムセン] ナディ : 「緑豊かな場所だった気がするわ、とっても平和なね」
[ホムセン] 大宮忍 : 「田舎……それは何とも素敵ですね…!」
[ホムセン] 大宮忍 : ぱあ、っと顔を明るくさせて。
[ホムセン] バルバトス : 「長閑、ってやつか」
[ホムセン] ナディ : 「近代文明の道具とかもあまり使ってないくらい、もう、ザ!田舎!ってところだったわ」
[ホムセン] ナディ : 「そーそ、長閑長閑ー」
[ホムセン] バルバトス : 思い出すな、古代イスラエル…
[ホムセン] バルバトス : 「懐かしい雰囲気だな、そりゃ」
[ホムセン] ナディ : 「まぁそうね、素敵な場所だったはずよ、当時のあたしにとって」
[ホムセン] バルバトス : 「そりゃいいな」
[ホムセン] ナディ : 「でもね、あたしは今ここにいる」
[ホムセン] 大宮忍 : 「ほほう……黄金の稲が束ねられ……風吹くのどかな村々…」
[ホムセン] ナディ : 「故郷を捨てて」
[ホムセン] 大宮忍 : 「ほえ…」
[ホムセン] ナディ : 「何故か分かるかしら?」
[ホムセン] バルバトス : 「ん~」
[ホムセン] ナディ : 2人に、小首を傾げ、意地悪に問う。
[ホムセン] 大宮忍 : 「……ずばり、日本を学びに留学しに来た、という所でしょうね!」
[ホムセン] バルバトス : 「それは意地悪な問題か?答えずらい問題か?」
[ホムセン]
ナディ :
……傷つけることになったとしても。
まぁ……それは、しょうがないことだから。
[ホムセン] ナディ : 「シノはハズレ、それでバルバトスは……そうね……」
[ホムセン] 大宮忍 : 相も変わらず自信満々に。
[ホムセン] ナディ :
[ホムセン] ナディ :
[ホムセン] ナディ : 「後者」
[ホムセン] ナディ :
[ホムセン] バルバトス : 「…はぁ」
[ホムセン] ナディ : バルバトスの瞳を、じっと見つめて。
[ホムセン] 大宮忍 : 「………」
[ホムセン] バルバトス : 「じゃあ、うんと意地悪に答えるか」
[ホムセン] ナディ : 「どーぞ何なりと」
[ホムセン] 大宮忍 : 「答えずらい、ですか…」
[ホムセン]
バルバトス :
「そうだな…」
過去形、海外、そして長閑な地域
[ホムセン] ナディ : 飄々とした態度で。
[ホムセン] 大宮忍 : むむむ、と頭をひねっている。
[ホムセン] バルバトス : 「…身売り、とかは意地悪過ぎるかね?」
[ホムセン] ナディ : 「あら」
[ホムセン] ナディ : ニヤリと笑ってみせて。
[ホムセン] 大宮忍 : 「……身…え、ええ…!?」
[ホムセン] ナディ : 「その発想が出ちゃうのね」
[ホムセン] ナディ : 「賢い子ね」
[ホムセン] バルバトス : 「…まー、そんだけもったいぶればな」
[ホムセン] ナディ : 「それとも、あまりにも勘が良すぎるのかしら?」
[ホムセン]
バルバトス :
「"知識"だ」
軽く溜息
[ホムセン] ナディ : 「……そうよ、あたしの住んでいた村ね」
[ホムセン] ナディ : 「ぜーんぶ」
[ホムセン]
大宮忍 :
身売り、なんて考え、シノにはない。
”平和”な国で、苦労せずに生きていた人間には。
[ホムセン] ナディ : 「灰になっちゃったのよ」
[ホムセン] バルバトス : 「成程…」
[ホムセン] 大宮忍 : 「………っ、え…」
[ホムセン] ナディ : 表情を崩さず、明るい表情のまま。
[ホムセン] 大宮忍 : 思わず、ナディの瞳を見つめ返す。
[ホムセン] ナディ : 「その後は、正直何も覚えてない」
[ホムセン] ナディ : 「生きるのに必死だったからね」
[ホムセン]
バルバトス :
「まぁ、無い話でもない」
そうは言いつつ、視線を軽く逸らす
[ホムセン] 大宮忍 : それが…本当なのか、という風に。
[ホムセン] ナディ : 「シノはともかく……ふぅん?」
[ホムセン] ナディ : バルバトスを見て。
[ホムセン] ナディ : 「あまり驚かないのね?」
[ホムセン] バルバトス : 「"昔"からそうだろう?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……やけに飄々としてますね…?」
[ホムセン] ナディ : 「……ふふ」
[ホムセン] ナディ : 自分の長い髪を少し掻き分け。
[ホムセン] バルバトス : 「日本は平和だから、麻痺しやすいがな」
[ホムセン] ナディ : 「………ま、そういうことよ」
[ホムセン] バルバトス : 「それにまぁ…」
[ホムセン] ナディ : 「世界って、思ってるより平和じゃないし、それに」
[ホムセン] 大宮忍 : ……だから、答えずらい…
[ホムセン] ナディ : 「シノ、こうして笑ってないと」
[ホムセン] ナディ : 「沈んで行っちゃうのよ、心が」
[ホムセン] ナディ : ニコ、と笑い。
[ホムセン] 大宮忍 : 「……そう、だったんですね……っ」
[ホムセン] バルバトス : 「私の生まれも無いが、慣れたしな」
[ホムセン] ナディ : 「……あたしね」
[ホムセン] バルバトス : 「ああ」
[ホムセン] 大宮忍 : その笑いが、どこだか重い物に見えて。
[ホムセン] ナディ : 「"幸せ"になるために、ここに来てるの」
[ホムセン] ナディ : 紛れもない事実。
[ホムセン] バルバトス : 「幸せ、ね」
[ホムセン] 大宮忍 : いつもそうしているように、笑みを返せなかった。
[ホムセン] 大宮忍 : 「……幸せ、ですか」
[ホムセン] バルバトス : 「じゃあ先生をするのは不幸せかな?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……今は、どうなんでしょうか?」
[ホムセン]
ナディ :
身なりの無い彼女にとって、生きる術は、"人殺し"。
どんなに最底辺にいようとも。
[ホムセン] ナディ : 夢を見たって、構わないでしょう?
[ホムセン] ナディ : 「………」
[ホムセン] 大宮忍 : 今のこの生活、教師として…私たちと接すること。
[ホムセン] ナディ : 「……もちろん、幸せよ、すっごく、ね」
[ホムセン] バルバトス : 「そうか」
[ホムセン] ナディ : ……まぁ、だからこそ、ね。
[ホムセン] 大宮忍 : 「……それなら、いいじゃないですか!」
[ホムセン] バルバトス : 「じゃあなんでまぁ、此処まで話すんだ?」
[ホムセン] ナディ : ………ちょっとあたしは、汚れ過ぎちゃったかもしれないわ。
[ホムセン] ナディ : 「……あー、それ聞いちゃうのね」
[ホムセン] バルバトス : 「そりゃあな」
[ホムセン] ナディ : 「あたしね、うん、1週間後」
[ホムセン] ナディ : 「辞めるから」
[ホムセン] 大宮忍 : 「別にそんな顔しなくたって……」
[ホムセン] バルバトス : 「満足してるなら隠しておけばいいくせに」
[ホムセン] バルバトス : 「…へぇ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……え、っ」
[ホムセン] ナディ : ニコ、と笑い。
[ホムセン] 大宮忍 : 「……聞いてない、ですよ…!」
[ホムセン] バルバトス : 「まぁ」
[ホムセン] ナディ : 「"最後"くらい、ね?」
[ホムセン] 大宮忍 : 思わず立ち上がり、口から声が。
[ホムセン] : その言葉と、ほぼ同時。……掻き消す、ように。
[ホムセン] バルバトス : 「なぁ」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] ナディ : 「秘密は……なるべく話したいものねぇ、仲良くなったもの。」
[ホムセン] バルバトス : 「あのな」
[ホムセン] ナディ : ─────"殺意"の香り。
[ホムセン] バルバトス : 「…はぁ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……それだけ言って、終わり……なんですか?」
[ホムセン] バルバトス : 一瞬、ほんの一瞬
[ホムセン] ナディ : 「─────シノ!バルバトス!」
[ホムセン] ナディ : 「伏せて!!」
[ホムセン] : 窓が……割れて。
[ホムセン] 大宮忍 : 「えっ………」
[ホムセン] バルバトス : 「空気が読めない奴が居るな…」
[ホムセン] ナディ : 2人を庇うように、咄嗟に立ち上がり─────。
[ホムセン] バルバトス : 「…馬鹿!」
[ホムセン] ナディ : ─────腰から、隠してあったように持ち歩いていた、"銃"を抜く。
[ホムセン] 大宮忍 : 「……なっ、ナディさん……!?」
[ホムセン] ナディ : 銃刀法違反。
[ホムセン] バルバトス : 特段、自分への害意など気にしなくていい、が
[ホムセン] 大宮忍 : 伏せることも出来ずに、ただその姿を見ていた。
[ホムセン] ナディ : 2人に見せられない物。そんなのは分かっている。
[ホムセン]
バルバトス :
「お前、一週間は…!」
他者まで意識は向かない
[ホムセン] ナディ : 「………これも、内緒にね♪」
[ホムセン] ナディ : バルバトスとシノに、ウインク。
[ホムセン] バルバトス : 「…は~~」
[ホムセン] バルバトス : …軽く
[ホムセン] 大宮忍 : 「ええ……~~~!!?!?」
[ホムセン] バルバトス : 構えていた魔術は、仕舞い込んで
[ホムセン] バルバトス : 「なぁ、先生…」
[ホムセン] バルバトス : 「お前そんなもん持ってるって事は」
[ホムセン]
大宮忍 :
窓が割れ、先生は銃を構え。
しまいにはバルバトスさんが、”何か”していて。
[ホムセン] バルバトス : 「辞めた後帰る場所、別に決めてないだろ」
[ホムセン]
ナディ :
ズドン。と鈍い音と共に……。
窓から飛来してきた銃弾が、ナディの狙撃した銃弾とぶつかり合う。
[ホムセン] 大宮忍 : バルバトスの言葉に、思わずナディの方を向き。
[ホムセン] ナディ : 「……狙いは、あたしの頭ってわけね、ヒュ~」
[ホムセン] バルバトス : …音を消す魔術だけ
[ホムセン] ナディ : 「……まぁね」
[ホムセン] バルバトス : 「じゃあ残れ」
[ホムセン] ナディ : 「………無理っしょ」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 真っ赤な水晶を手に持ってふらりと現れる
[ホムセン]
大宮忍 :
………ただ、その状況に飲み込めないまま。
ぎり、と歯ぎしりして。
[ホムセン] ナディ : 「……バルバトス、あんた」
[ホムセン] バルバトス : 「何故だ?」
[ホムセン]
ナディ :
・・・
「戦えるでしょ」
[ホムセン] ナディ : そう言い、シノを小脇に抱え。
[ホムセン] ナディ : 「逃げるよ」
[ホムセン]
バルバトス :
「…」
肩を竦めて
[ホムセン] バルバトス : 「はいはい」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……そんな、じゃあ……わわっ!?」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「おー、てっぽー」
[ホムセン] ナディ : 「……んな!?ミ、ミカ……」
[ホムセン]
大宮忍 :
体がふわりと浮いた、かと思えば。
抱きかかえられており。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「よっ」
[ホムセン] バルバトス : 「だがまぁ、なんだ」
[ホムセン] バルバトス : 「戦えるとしたら、多分」
[ホムセン] ナディ : ……参ったわね、ちょっと、"守るもの"が多い。
[ホムセン] バルバトス : 「ずっと強いから、大丈夫だ」
[ホムセン]
ナディ :
さっきのあたしを狙った狙撃もそう。
あたしは、その軌道を予測していなかった。
[ホムセン]
ミカ・ジャウカーン :
「ナディ、おひさ!」
「早速だけど……」
[ホムセン] 大宮忍 : 「わわわ~~!?お、重くないかな……」
[ホムセン] ナディ : だから、あたしの頭に直撃するであろうコースを読み。引き金を抜いた。
[ホムセン] バルバトス : 流石にこれ以上空気の読めない遊びは見ていられない
[ホムセン] ナディ : そして、"当たった"。
[ホムセン] ナディ : ……手練れの狙撃。
[ホムセン] バルバトス : 「先生」
[ホムセン] バルバトス : 「どっちから打っていた?」
[ホムセン] 大宮忍 : ……事態が呑み込めない、が。
[ホムセン]
ナディ :
「…………」
バルバトスに頷き、割れた窓の方を向く。
[ホムセン] バルバトス : 「わかった」
[ホムセン] 大宮忍 : 何か”異常なこと”、非日常が起こっているのだと思い。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「あ、バレてる」
[ホムセン] バルバトス : 割れた窓の先
[ホムセン] ナディ : 「……狙撃ポイントは未確定」
[ホムセン] バルバトス : 「いやあいい」
[ホムセン] バルバトス : 「纏めてやればいいだろ」
[ホムセン] ナディ : 「………まとめて?」
[ホムセン] バルバトス : 候補地点を、大まかに
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「そーそ、纏めてお相手するしかないゾー?」
[ホムセン] バルバトス : 「じゃあお前らこれも、秘密でな」
[ホムセン] ナディ : 「──────────っ!!」
[ホムセン] ナディ : 遠くから聞こえた、銃声。
[ホムセン]
大宮忍 :
「えっ、あっ……まさか」
「バルバトスさんまで……!?」
[ホムセン] バルバトス : 指先で、魔法陣をすすと用意し
[ホムセン] バルバトス : 「当たらない」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「じゃないと……バラバラだゾ」
[ホムセン] ナディ : 「……!!」
[ホムセン] ナディ : ……これは……魔術……!?
[ホムセン] バルバトス : 目玉のついた触手のような物が銃弾を阻むように延びて
[ホムセン] ナディ : ……噂には聞いたことがあったけど……なるほど、ね……。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「……んー、これは」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……ほわああ!?タコ!?イカ!?」
[ホムセン]
バルバトス :
「…"ガンド"」
大分手加減はするが、まぁ
[ホムセン] ナディ : 「………ミカ、あんたも、"こっち側"……ってこと?」
[ホムセン] バルバトス : 痺れるだろうな
[ホムセン] バルバトス : 未知の狙撃手を、建物ごと一気に
[ホムセン] ナディ : ミカの、特に驚きを見せない表情から推察。
[ホムセン] 大宮忍 : 「あうあうあう………」
[ホムセン] ナディ : 「……シノ、大丈夫」
[ホムセン] バルバトス : 魔術を打ち込む
[ホムセン] ナディ : 「あたしが、絶対に守るから」
[ホムセン] 大宮忍 : 一人だけ対照的に、焦りと困惑の色がまぜっかえして。
[ホムセン] 大宮忍 : 「……ナディ、さん…」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「おー、そうそう。お話が遅れて悪かったんだゾ」
[ホムセン] 大宮忍 : ぎゅっと、その腕にしがみついて。
[ホムセン] ナディ : 「……そう、それでいいの、大丈夫、絶対に傷一つ付けないから」
[ホムセン] ナディ : シノを抱き締め。
[ホムセン] バルバトス : 「あのなぁ」
[ホムセン] ナディ : 「……お願いしていいからしら、バルバトス、そして、ミカ」
[ホムセン]
ミカ・ジャウカーン :
「あたしは、いわゆる自動人形」
「マスターの命題を叶えるための礎……なーんだけど、今回は」
[ホムセン]
大宮忍 :
”こっち側”、が何かわからないが……
間違いなく、その中に私は、いない。
[ホムセン] バルバトス : 「いや、もうさっさと帰るよ…」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「ん、何だゾ?」
[ホムセン] バルバトス : 「どうせ、私ももう居ずらくなる」
[ホムセン] バルバトス : 「意外と気に入った役目だったがね」
[ホムセン] 大宮忍 : 「え……バルバトスさんも、どっか行っちゃうんですか…?」
[ホムセン] ナディ : 「……………バルバトス……」
[ホムセン] ナディ : ……そう、よね。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「うーん、忍も忍者だったりしないのカ?」
[ホムセン] ナディ : 「………ふふ、それならもう、一緒に海外逃亡でもしちゃう?」
[ホムセン] バルバトス : 「海外か」
[ホムセン] バルバトス : 「面白い本はあるか」
[ホムセン] バルバトス : 「…まぁなんだ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「忍者でもないですよぉ!?」
[ホムセン] 大宮忍 : 抱えられながら。
[ホムセン]
バルバトス :
「こういう事すると、目を付けられるんだ」
苦笑いしつつ
[ホムセン] ナディ : 「んーーー……本ねぇ……」
[ホムセン] バルバトス : 辺りに張り巡らせた触腕を戻す
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「はぁ」
[ホムセン] ナディ : 「あたし、本読むよりも、体動かすのが好きなのよね」
[ホムセン] 大宮忍 : 「………」
[ホムセン] ナディ : 「……ま、お互い……影でしか生きることができない者同士……ね」
[ホムセン] 大宮忍 : 「や、やぁ~~っ!」
[ホムセン] バルバトス : 「…まーいい」
[ホムセン] ナディ : 「………え?」
[ホムセン] バルバトス : 「なんだ」
[ホムセン] 大宮忍 : 懐に、金箔入りチョコと金髪のカツラを手に取り。
[ホムセン] ナディ : 突然奇声をあげたシノの方へ向き。
[ホムセン] 大宮忍 : バルバトスへと、投げる。
[ホムセン] ナディ : 「え、えっと……え……??」
[ホムセン] バルバトス : 「わあっ」
[ホムセン] バルバトス : 「ちょっと、なんだよ」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「…どこかに行ってしまうって言うなら、せめて…」
[ホムセン] 大宮忍 : 「私とそっくりのソレらを見て、私を思い出してください…!!」
[ホムセン] バルバトス : 「…ええ…」
[ホムセン] ナディ : 「…………」
[ホムセン] バルバトス : 「…あのな~」
[ホムセン] ナディ : 「……ぷっ……」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] ナディ : 思わず、吹き出してしまう。
[ホムセン] 大宮忍 : いたって真面目な顔で。
[ホムセン] バルバトス : 「惜しいな」
[ホムセン] ナディ : 「………あははははは!!」
[ホムセン] バルバトス : 「滅茶苦茶惜しい」
[ホムセン] バルバトス : 「お前みたいな馬鹿」
[ホムセン] 大宮忍 : そう、言い放つ。
[ホムセン] ナディ : 「……はー……そうねぇ、ええ……ほんと」
[ホムセン] バルバトス : 「絶対海外に居ない」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「……なーんか、任務とかそういう雰囲気じゃないんだゾ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「え、惜しい……んです?!」
[ホムセン] ナディ : シノの頭を撫でながら。
[ホムセン] バルバトス : 「なぁ、ナディ先生」
[ホムセン] バルバトス : 「魔術知ってるんだろ」
[ホムセン]
大宮忍 :
「ぐっ……ふああ……」
ががん、とショックを受けていた体が、撫でられて緩まって。
[ホムセン] ナディ : 「………まぁね」
[ホムセン] バルバトス : 「じゃあ、さあ」
[ホムセン]
バルバトス :
「便利な魔法で無かったことにしようか、もう」
呆れ半分、笑み半分
[ホムセン] ナディ : 「………ふふ」
[ホムセン] ナディ : 「……そう、ね……」
[ホムセン] ナディ : ………あたしは、勝手に、ここにいてはいけない人間だと思っていた。
[ホムセン] バルバトス : 「お前が幸せになれるかとかは知らないが」
[ホムセン] バルバトス : 「少なくとも」
[ホムセン]
大宮忍 :
「むむむ……!!寂しくなったら被っていいんですからね…!!それ!」
カツラへと指をさしながら。
[ホムセン] バルバトス : 「我は勉強をよくしてるからな」
[ホムセン]
ナディ :
………でも、そう、ね……。
ここを離れるのは………やっぱり………。
[ホムセン] ナディ : "惜しい"。
[ホムセン] バルバトス : 「さっさとどっか行くより、相談相手いる方がいいぞ?」
[ホムセン] ナディ : 「………ん」
[ホムセン] ナディ : 「……はぁ、ほんと、もう」
[ホムセン] バルバトス : 「それにまぁ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……そうです、ナディさんも……一週間後の話、ちゃんと聞いてませんでしたからね」
[ホムセン] ナディ : 「教師が生徒に物教えられちゃ、顔が立たないっつーの」
[ホムセン] バルバトス : 「いいか」
[ホムセン] ナディ : 肩を竦めながら。
[ホムセン] バルバトス : 「私はまだいい」
[ホムセン] バルバトス : 「そこの赤いバカもなんとかなる」
[ホムセン] ナディ : 「………」
[ホムセン] バルバトス : 「だけどこの金髪バカは」
[ホムセン] バルバトス : 「関わってそのままほっといた後大丈夫だと思うか?」
[ホムセン] バルバトス : 「こういうのは"縁"ってやつだ」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「魔神と人形のコンビよりは平和に過ごせそうだゾ」
[ホムセン] ナディ : 「…………はは、そりゃ、そうだ」
[ホムセン] 大宮忍 : 一人知らず、金髪と指定されたことに顔を輝かせている。
[ホムセン] ナディ : 降参するように、両手を上げ。
[ホムセン]
大宮忍 :
「へへへ……ついに認められちゃいましたね……」
とか。
[ホムセン] ナディ : 「……こんな可愛い生徒置いてどっか行っちゃったら」
[ホムセン] ナディ : 笑うシノを眺め。
[ホムセン] バルバトス : 「まーな」
[ホムセン] ナディ : 「……ね?」
[ホムセン]
大宮忍 :
「……んへへへ」
カワイイ、と言われたことに少し照れながらも。
[ホムセン] バルバトス : 「それにまぁ」
[ホムセン] バルバトス : 「さっきの話から続けるには夢の無い物言いになるが」
[ホムセン] バルバトス : 「折角の肩書捨てるのはもったいないだろ」
[ホムセン] バルバトス : 「な、ナディ"新任教師"?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「そうですよ、”先生”!」
[ホムセン] 大宮忍 : にこり、と笑って。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「続けるのカ?」
[ホムセン] バルバトス : 「一週間後は辞めるかもな」
[ホムセン] バルバトス : 「だってまぁ」
[ホムセン] ナディ : ………あったかいね、ほーんと。
[ホムセン] バルバトス : 「そんなに続けたら」
[ホムセン] バルバトス : 「もう"新任"なんて言えないぞ?」
[ホムセン] ナディ : 「……そりゃそーだ、あははは!」
[ホムセン] バルバトス : 「だって…その頃には新学期だ」
[ホムセン] ナディ : 愉快そうに大笑いする。
[ホムセン] 大宮忍 : 「ふっ、確かにそうですね!」
[ホムセン] バルバトス : 「まったく、新任気分でやってたら怒られるぞ?」
[ホムセン] 大宮忍 : 思わずその言葉に笑みが漏れ。
[ホムセン] ナディ : 「へーへ、分かってますよっと」
[ホムセン] バルバトス : 「あとまー」
[ホムセン] バルバトス : 「…いや、いいか」
[ホムセン] ナディ : 「……なんだよ、言ってよ」
[ホムセン] ナディ : 「そういうの、気になっちゃうじゃん!」
[ホムセン] バルバトス : 不意に思い浮かんだのは、黄金の杯だったが
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「丸く収まりそうならそれでいいけど、さっきの狙撃手とかどうするんダ?」
[ホムセン] バルバトス : 「いいさ、だってまぁ」
[ホムセン] バルバトス : 「先生にはもうお節介が過ぎる物言いだったんだよ」
[ホムセン] バルバトス : 願いを叶える道具なんて要らないだろ、どうせ
[ホムセン] ナディ : 「……なるほどねぇ、全く、良くできた生徒だこと」
[ホムセン] バルバトス : 「狙撃手かぁ?」
[ホムセン]
ナディ :
「あー、さっきの狙撃は……んー……」
……殺意の香りは、消えた。
[ホムセン] 大宮忍 : 二人の様子を見て、にこりと笑っていて。
[ホムセン] バルバトス : 「んなもん痛い目見たから来ないよ」
[ホムセン] ナディ : 「……大丈夫なんじゃない?」
[ホムセン] ナディ : 緊張感無い表情で。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「………んー、そうカ」
[ホムセン] バルバトス : 「だって我が居るからな」
[ホムセン] バルバトス : にやり、笑って
[ホムセン] ナディ : 「あたしだっているだろう~!?」
[ホムセン] ナディ : 意地を張るように。
[ホムセン] 大宮忍 : 「……自信ありげですね、二人とも!」
[ホムセン] バルバトス : 「おいおい」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「うーん」
[ホムセン] ナディ : 「ふっふっふ、なんたってあたしは……」
[ホムセン] バルバトス : 「ただの"先生"が荒事対応なんてするんじゃないぞ」
[ホムセン] ナディ : 「……うぐ」
[ホムセン] ナディ : 「……いやいや、それでも、だよ」
[ホムセン] バルバトス : 「いいんだよ」
[ホムセン] ナディ : 「生徒を守るのが、教師の務め……ってね」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……あれが見つかって、ほんとーに続けられなくなっても困りますよ?」
[ホムセン] バルバトス : 「ああ、それもそうか」
[ホムセン] ナディ : 「………シノ、ハルバトス、ミカ」
[ホムセン] 大宮忍 : じとーっと見つめている。
[ホムセン] ナディ : 「あんたら卒業するまでは、あたしは……」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] ナディ : 「……うん、辞めないよ、教師は」
[ホムセン] バルバトス : 「おう」
[ホムセン] バルバトス : …
[ホムセン] ナディ : 「………分かってるって、"あれ"はもう見せないように心がけるさ」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「………」
[ホムセン] バルバトス : 本当に生徒になっとかないと、なぁ
[ホムセン] バルバトス : 「持っとかないと不安か?」
[ホムセン] ナディ : 「ま、まぁ……ほら……」
[ホムセン] 大宮忍 : 「ちゃんと”続けられる”ようにしてくださいよ!」
[ホムセン] バルバトス : 「じゃあ…仕方ないな」
[ホムセン] ナディ : 「あたし、結構恨み買っちゃってるからね……」
[ホムセン] バルバトス : 「ちょっと貸せ」
[ホムセン] ナディ : 「………え?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……む?」
[ホムセン] バルバトス : くいくい、手で合図
[ホムセン] ナディ : 「なんで??」
[ホムセン] ナディ : 「……あたしの愛銃なんだから、変な風にいじんないでよね?」
[ホムセン] バルバトス : 「お節介してやるんだから素直に出せっての!」
[ホムセン] ナディ : 「あーもう、はいはい」
[ホムセン] バルバトス : ぷんすこしつつ
[ホムセン] 大宮忍 : 「な、なにをするんです…!?まさか金色に……!?」
[ホムセン] ナディ : 可愛い生徒の我儘を効くのも、教師の役目ってね……。
[ホムセン] 大宮忍 : はわわ、と口を抑えながら。
[ホムセン]
ナディ :
「はいよ」
銃をバルバトスに手渡し。
[ホムセン] ナディ : 「いや金色加工されたら困る!?」
[ホムセン] バルバトス : 「金メッキなんてバレるだろ!」
[ホムセン]
バルバトス :
「ったく…」
苦笑いしつつ、銃を手に取り
[ホムセン] バルバトス : 軽く"おまじない"を指でなぞっておいて
[ホムセン]
大宮忍 :
「可愛いじゃないですかあ……」
ぶーぶーと口を尖らせ、バルバトスの手を見て。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「銃器隠匿〜」
[ホムセン] バルバトス : 「うっせ、ただのお祈りだっての」
[ホムセン] バルバトス : 「はい、返す」
[ホムセン] ナディ : 「へぇ、なるほどね」
[ホムセン] ナディ : 銃を受け取り。
[ホムセン] バルバトス : ナディに向けておいて
[ホムセン] バルバトス : 「多分、バレないけど」
[ホムセン] バルバトス : 「まぁもし撃ったら」
[ホムセン]
バルバトス :
「我にバレるぞ」
にやにやして
[ホムセン] ナディ : 「……ん??」
[ホムセン] ナディ : 「…………」
[ホムセン] ナディ : ……くあーーー。
[ホムセン]
大宮忍 :
「むむむ……」
と、見つめておいて。
[ホムセン] ナディ : この子は………!!
[ホムセン] 大宮忍 : 「そんなことはありませんよ!」
[ホムセン] バルバトス : 「ああ、ない方がいい」
[ホムセン] ナディ : 「……はぁ、手綱握られちゃったってわけね……」
[ホムセン] バルバトス : 「でもまー」
[ホムセン] 大宮忍 : 「私が…そんな目に合わせないようにしますからね!」
[ホムセン] ナディ : 「へいへい、分かってるよ」
[ホムセン] バルバトス : 「大事な先生にそういう事されるのはな」
[ホムセン] ナディ : 「……い、いや、シノは無茶しなくていいのよ!?」
[ホムセン] 大宮忍 : あれを見て、それでもどこか自慢げに。
[ホムセン] ナディ : 「………んぇ」
[ホムセン]
バルバトス :
「…困るだろ?」
まぁ、実際は撃たなくても分かるが
[ホムセン] ナディ : ……だ、大事、って……。
[ホムセン] ナディ : 「………そ、そっか」
[ホムセン] ナディ : 恥ずかしそうに、頬を染め。
[ホムセン] バルバトス : 「…なんだ、照れてるのか」
[ホムセン]
大宮忍 :
「大丈夫です…金髪パワーでなんとか…!!」
…軽く足は震えながらも、そう答えて。
[ホムセン] ナディ : 「うっさい」
[ホムセン] バルバトス : 「まぁ、なんだ」
[ホムセン] ナディ : 首筋を掻きながら。
[ホムセン] バルバトス : 「じゃあ、今学期もよろしくな」
[ホムセン]
ナディ :
「………」
シノの足元を見て。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「ん、じゃね〜」
[ホムセン] ナディ : 「……はぁ、大丈夫よ、もうあたしも、無茶はしないから」
[ホムセン] バルバトス : 「しっかり先生してるか気になるし」
[ホムセン] ナディ : シノの頭を撫で。
[ホムセン]
バルバトス :
「我も今学期から授業行くから」
[ホムセン] ナディ : 「………だー、わかってるっつーの!」
[ホムセン] ナディ : 「……!」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……はい、よろ……あっ」
[ホムセン] ナディ : 「………へぇ、よーやく顔出してくれるってわけね」
[ホムセン]
大宮忍 :
「えへへへ……」
また、撫でられ。
その足の震えも止まりつつ。
[ホムセン] バルバトス : …ま~隠蔽しとけばただの生徒ってだけでいいんだが
[ホムセン]
ナディ :
「そりゃ、楽しみだ」
ニコ、と笑い。
[ホムセン] ナディ : 「たっぷり指導してやらないとねぇ?」
[ホムセン]
バルバトス :
「これも礼儀だろ?」
それは勿体ないしな
[ホムセン] 大宮忍 : 「……あ、あれ……来てくれるんですか…!?」
[ホムセン] バルバトス : 「うん」
[ホムセン] バルバトス : 「っつーか図書館の本読み切ったし」
[ホムセン] 大宮忍 : 「そして、日本にも残る……」
[ホムセン] バルバトス : 「ああ」
[ホムセン] バルバトス : 「まだ読み切ってないし」
[ホムセン] ナディ : ………いやそれはすごいな……!?
[ホムセン] 大宮忍 : 「……カツラ……」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] バルバトス : 「なあ」
[ホムセン]
ナディ :
「シノ、それは、置いておこう」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「図書室登校が治ったゾ、感動だナ」
[ホムセン] バルバトス : 「没収しとくべきか?」
[ホムセン] 大宮忍 : じっとバルバトスの顔を見て。
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] 大宮忍 : 「そ、そんなぁ!?後生です!」
[ホムセン] ナディ : 「はいはい、シノは……そうねぇ……」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「しとくカ」
[ホムセン] バルバトス : 「はは、ホント馬鹿だな」
[ホムセン] バルバトス : 「まぁいいさ」
[ホムセン] ナディ : 「金髪以外にも夢中になれるものを見つけるのが、課題なんじゃないかしら?」
[ホムセン] 大宮忍 : 「わぁ~~~~!!」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 適当にカツラを拾うと、懐に仕舞い込む
[ホムセン] バルバトス : 「我の知り合いにパツキンの奴が居てな」
[ホムセン] バルバトス : 「いい子にしてたら紹介してやる」
[ホムセン] 大宮忍 : ミカに近寄り、ぽかぽかと叩きながら。
[ホムセン] 大宮忍 : 「…金髪以外……ですか……」
[ホムセン] ナディ : 「あら、良かったじゃない」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……!!!」
[ホムセン] ナディ : ……んん、ほんと、バルバトスも柔らかくなったわね。
[ホムセン] 大宮忍 : 「では……趣味を探しつつ、その方も紹介してもらうという事で…!!」
[ホムセン] ナディ : ……生徒の成長を見るって、こんなにも……充実するものなのねぇ。
[ホムセン] バルバトス : 「はいはい」
[ホムセン] バルバトス : 「じゃあ帰るぞ」
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「んー」
[ホムセン] バルバトス : 「あとこれ」
[ホムセン] 大宮忍 : …ふふふ、でも……そうですね。
[ホムセン] バルバトス : 金箔チョコを投げ返す
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 目を擦りながらトボトボ従う
[ホムセン] ナディ : 「ヒュ~」
[ホムセン] 大宮忍 : 「わっ、と……」
[ホムセン] ナディ : 口笛を吹く。
[ホムセン] 大宮忍 : 「いいんですか?」
[ホムセン] 大宮忍 : それを受け取り、確認して見上げる。
[ホムセン] ナディ : 「バレインタインデーって、アレでしょ?大切な人へ贈り物を送る日」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] バルバトス : 「返しただけだ!」
[ホムセン] ナディ : ニヤニヤとしながら、勘違いしたような表情で。
[ホムセン] ナディ : 「まーるくなっちゃって、まぁ~」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……あっ、では…私は、バルバトスさんに送ったことになるんですかね…!?」
[ホムセン] バルバトス : 「こんな金ぴかチョコが!?」
[ホムセン] バルバトス : 「我の与えるチョコだと!?」
[ホムセン] バルバトス : 「認めんぞ!さっさと帰ってもっと良いの作ってやる!」
[ホムセン] 大宮忍 : ナディの言葉に、別方面でショックを受けていて。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「もー、騒がないで欲しいんだゾ…」
[ホムセン] バルバトス : またぷんすこする
[ホムセン] 大宮忍 : 「……えっ、あっ……ありがとうございます!!」
[ホムセン] ナディ : 「あははは~!」
[ホムセン] ナディ : 「ま、学生は恋せよ!」
[ホムセン] バルバトス : 「ほらっ帰るぞ!!」
[ホムセン] 大宮忍 : 思わずぺこぺこと、して。
[ホムセン] 大宮忍 : …………あ。
[ホムセン] ナディ : 「友チョコもいいけど、恋愛もまっしぐらに、ね!」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] ナディ : 3人へウインク。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「はいはい、帰るんだゾ〜」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……あ、そういえば……金髪以外の趣味、ですが…」
[ホムセン] バルバトス : 軽く割れた窓を一瞥し
[ホムセン] バルバトス : 時間を戻す様に直しておいて
[ホムセン] ナディ : 「それじゃあたしは、ちょっとやることあるから、先に帰るね」
[ホムセン] バルバトス : 「ああ、なんだ」
[ホムセン] 大宮忍 : 「皆さんとこうしてお話するのは、金髪と同じくらい…好きですよ!」
[ホムセン] バルバトス : 「…」
[ホムセン] ナディ : まぁ、やることっつってもね。
[ホムセン]
バルバトス :
「…いい趣味だ」
見てないが、そう呟き
[ホムセン] 大宮忍 : なんて、ふふっと笑いながら。
[ホムセン] ナディ : 辞表取り下げの書類手続きを済ませるだけだしね。
[ホムセン] バルバトス : 「じゃあ忍、赤いバカ」
[ホムセン]
大宮忍 :
「おお~……」
時間が巻き戻る様をみて、ぱちぱちと。
[ホムセン] バルバトス : 「先に帰るぞ」
[ホムセン] バルバトス : 二人を抱える
[ホムセン] 大宮忍 : 「わっ」
[ホムセン] バルバトス : 「今度は抜けだされても困るからな」
[ホムセン] 大宮忍 : 足がふわり、宙を浮く。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 「わーい、楽ちんだゾ!」
[ホムセン] 大宮忍 : 「……もしかして結構、根に持ってます?」
[ホムセン] ナディ : 手をひらひらとさせ。
[ホムセン] ナディ : 「帰り道、気をつけるんだよ」
[ホムセン] バルバトス : 「根に持つというか」
[ホムセン] バルバトス : 「お前ら!!!」
[ホムセン] バルバトス : 「勝手に動き過ぎだ!!!」
[ホムセン] 大宮忍 : 「わっかりまし……ひゃい」
[ホムセン] バルバトス : そう言いながら、家につながる魔法陣を作って
[ホムセン] バルバトス : ぺかーと、光に包まれるのだった
[ホムセン] 大宮忍 : 仕方ないじゃないですか、なんてぶつくさと言いながら。
[ホムセン] 大宮忍 : その光に包まれていった。
[ホムセン] ミカ・ジャウカーン : 欠伸をしながら光の中へと消えていく
[ホムセン] バルバトス :
[ホムセン] バルバトス :